Natsumi Kaihara
1982 Born in Tokyo, Japan
2008 Went alone to Spain. While living in Barcelona, graduated from Massana Art School in Artistic Jewelry.
After 2015, moved her base to her hometown in Tokyo, Japan.
Experience in studios
2013-2015 Carles Codina’s studio/ Barcelona, Spain
2013 Marc Monzó’s studio/ Barcelona, Spain
Prize
2014 Alchimia award/ Joya Barcelona
2014 Special Award Applied Arts/ Massana Art School, Barcelona
Main Collective exhibitions
2020 WARP Tokyo-Barcelona, AC,Gallery, Tokyo, Japan
2019 FUJISANTEN 2.0, HAMON GALLERY, Tokyo, Japan
2018 SWEDEN-JAPAN, Nutida Svenskt Silver, Sweden
2017 Espaijoia, Barcelona, Spain
2016 Contemporary art jewelry exhibition vol.6, Hankyu Umeda, Osaka, Japan
2015 Silence Please!, Galerie Noel Guyomarc’h, Montreal, Canada
2015 En transito, Instituto Cervantes, Munich, Germany
2014 Minimam Jewelry, Galerie Context, Barcelona, Spain
2014 Marzee Graduate Show 2014, Galerie Marzee, Holanda
→日本語
貝原 奈積
1982年 東京生まれ
2008年 単身スペイン・バルセロナに渡る
2011年〜2014年 Massana School アーティスティック・ジュエリー科卒業
2013年 Marc Monzó(マーク・モンゾ)氏のアトリエでインターンを経験
2013年〜2015年 Carles Codina(カルラス・コディナ)氏に師事
2015年 東京に拠点を戻す
受賞歴
2014年 Alchimia award/ Joya Barcelona, バルセロナ、スペイン
2014年 Special Award Applied Arts/ Massana Art School, バルセロナ,
スペイン
主なグループ展
2020年 WARP Tokyo-Barcelona,AC,Gallery, 東京, 日本
2019年 FUJISANTEN 2.0, HAMON GALLERY, 東京, 日本
2018年 Japansk metallkonst, NP33 & Galleri Sander, スウェーデン
2018年 SWEDEN-JAPAN, Nutida Svenskt Silver, スウェーデン
2017年 Espaijoia, バルセロナ, スペイン
2017年 MadridJoya, マドリード, スペイン
2017年 TOCOHA COLLECT Art and life, 東京, 日本
2016年 Contemporary art jewelry exhibition vol.6, 大阪, 東京
2015年 Silence Please!, Galerie Noel Guyomarc’h, モントリオール, カナダ
2015年 En transito, Instituto Cervantes, ミュンヘン, ドイツ
2014年 Minimam Jewelry, Galerie Context, バルセロナ, スペイン
2014年 Marzee Graduate Show 2014, Galerie Marzee, オランダ
2013年 URBAN PROCESSES, Massana School, バルセロナ, スペイン
ジュエリー作家 貝原奈積
ーー なぜコンテンポラリージュエリーの世界へ。
思えば幼少期から絵画や工作が好きで、バックやアクセサリー、オブジェなどを作り続けていました。
そしてその頃から「自分の世界」を大切にしていました。
「自分のペースと秩序に則り生きたい」という拭いきれない欲求が、結果的にここへと導いたのだと思います。
バルセロナでの語学留学も三年経ち、現地で別のことを勉強しようと思い立ちました。近所にマッサーナ(美術専門学校)があった事、以前その学校のコンテンポラリージュエリー科を偶然見学していた事などが運命のように感じられ入学を決めました。
当初はこの分野の事は全く知らず本当にまっさらな状態でした。その後の学校生活、上級生、教授陣との出会いからコンテンポラリージュエリーの「個人の哲学に基づく制作と表現」に深く惹かれていきました。
中でもRamon Puig, Carles Codina, Marc Monzóに多くの影響を受けました。
別の学科の生徒や教師を含め、ギャラリスト、作家たち、様々な方々もクリエーション哲学の一端を示し共有してくれました。そんな貴重な大事な経験もあり、卒業後の現在も制作を続けています。
写真・文・編集 貝原奈積(CJEX/ RESOURCES企画)
ーー 制作について聴かせてください。
「静寂の音」
集中と探求に基づくこの感覚を得るために制作をしています。ここ数年は『認識・感じ得なかった記憶と現在の感覚との対話を通し、長い隔たりのあるこの2つの時に共通している本質へ近づきたい』という渇望が軸です。
昼が夜に移りゆく時間、街の喧騒も過度な装飾も闇に溶けて行くような時間が好きです。
建物のラインが徐々に色濃く浮き上がっていく様は、まるで物事の本質のみが掬い上げられるようなそんな感覚にするのです。これは学生時代から現在も変わらず制作に反映されていると思います。
アトリエにある無数の素材のかけらや思考の破片は、常に浮遊し制作をする上で作品として外界に放たれる事もあれば、速度や周期を変えてそこにあり続けます。例え目に見える形として作品に反映されなくても、私との濃密な時を過ごしながら作品は生まれます。私はそこに作り手としての一つの価値を見ています。
思考をまとめる為に文字を書くこと、素材や気に留まった物を白い紙の上に並べ思考を巡らせることが習慣のような、ある種の儀式になっています。とはいえ今は学生時代のように全エネルギーと時間を制作につぎ込むことは出来ません。時間もタイミングも気にせず独りの世界に留まる事も困難です。その為隙間隙間に想った事、考えた事、試したい事をメモするようなスタイルになりました。この走書きは、すぐに消え行く思考や感覚を記憶に留まらせる錨のような役割を持っています。そして感情と共鳴する工程やフォルムを探す終わりの見えない作業を始めます。
バルセロナでは自宅に小さなアトリエを構えていました。東京では自宅に最小限の作業スペースを構え、他にシェアアトリエ”TOCOHA※”も使用しています。
(※展示期間中TOCOHAの見学・新メンバーの募集あり)
ーー 作品のスタイルやフォルムの変化について
バルセロナでの学生時代は主にステンレスや鉄を切削し、オブジェや彫刻のような作品を作っていました。切削機の操作には緊張感が求められ、緊張感の先に静寂がありました。
当時の作品は硬質で建築的な、色味を抑えたシンプルな外見の作品が主で日本人らしいと評されました。無自覚な中でも、日本の文化や風習が作品に反映されていたのかも知れません。
また、思考言語がスペイン語だったので非常に制約が多かった。しかしそれが結果的に感覚の研ぎ澄ましと内観に役立ったと感じます。
帰国して暫くすると、思考言語が日本語にシフトしました。
無数にはびこる看板、秩序ないデザインの建物たち、思考に入り込む周りの会話に情報。言葉に出来ない物を制作する上でも、語彙も表現力も多い母国語は大きな支障となりました。感情とリンクする言葉を知りすぎていたのです。自分自身の制作の再構築が必要で、現在の状態と過去を繋げた上で一歩を踏み出す苦しい工程がありました。それが、Maternityシリーズです。妊娠出産子育てと自分のステータスの目紛しい過渡期に生まれたシリーズです。
この過去作とも現在の作品とも違う制作を経て、長らく「大切」と思っていた「偽りの固執」が削ぎ落とされ、蒸留されて濃く、尚且つ純粋になっていきました。それまでは、切削機を使う事、硬質な素材を使う事が自分の特性なのだと制限を設けていたように思います。
立体で硬質だった作品が、人生の転機をへて平面へ、柔らかい素材へと変化しています。そしてそれを受け入れられるようになりました。
ーー 現在の作品について教えて下さい。
興味があったことが、時を経て現在の作品に反映されます。この雲を摑むような段階を経て、知らず知らずに蓄積され、雪崩が起きたテーマを取り上げる事になります。
踏みつけられたメントス、樹皮、苔の表面、劣化したビニール、ちぎられた粘土ーー
制作の中で意図せず現れたテクスチャーをみて、今までなぜこれらを観察していたのか知りたくなりました。それから引き続き、テクスチャーを主とした制作をしています。
現在取り組んでいる Reticulation(レティクレーション)は、完全には制御できないシワが生まれます。内側で溶け始める銅を想像しながら炎を当てる。どうなるのかワクワクすると同時にすーっと引き込まれる心地良い感覚に包まれます。
作品の外見こそ数年前と変化しましたが、根底にあるのは同じです。
私は目の前で起こるこの素材変化に引き込まれ、また静寂の音を聞くのです。
ーー 作品を通し感じてもらいたいことやメッセージはありますか。
道に落ちているメモ書きを拾った事はありますか。
買い物メモ、どこかの住所、誰かの電話番号、解読不能の走書きに謎の記号。これには誰かの痕跡があり、その誰かにとっては意味があり、確実にその誰かの人生の一場面です。しかし他の誰かにとってはきっと価値の無いもの、しかし他の誰かはそれを拾い思いを巡らす。この突拍子の無い出会いに無限の可能性を感じます。何ものでも無いものが、誰かにとっては何ものかになりえる。私は自分の作品を同じように捉えています。
作品が誰かの手に渡り、新たな一面を見せることに非常に興味があります。作品の捉え方は自由であり、私自身も自分の作品を定義していません。
作品を見たり付けたりした人が、何か連想したり、作品と親密な関係を築いてくれたら嬉しいです。そして、何を連想したのかどう思っているのか知る機会があるとすればこの上ない光栄です。
皆が自由に発想し、創造し、意見し、価値をつければ良い、そんな場所があってもいいのではないでしょうか。この個人の価値観で生きられる世界を、幼い時から潜在的にも絶望的にも求めて来ました。今やっとその場所にいるのだと思っています。
ーー 今後の展望を聞かせて下さい。
引き続きコンテンポラリージュエリーの展示企画に力を入れて行きたいです。
今回の「RESOURCES」では個人での企画運営に挑戦しています。
『作品と共に作家のコンセプトやその面白さを伝え、コンテンポラリージュエリーを周知させる』
これは自分達作家の作品発表の場を増やし、更には作品作りを安定して行える土壌を育てる事に繋がると考えています。
この分野を一人でも多くの人と共有したいとの思いから、この展示企画プロジェクトCJEXを始めました。楽しいからおいでよ、という実に単純明快な動機です。
「これ美味しいから、あの人に食べさせたいな」という感覚に似ています。
これは社会的存在である人間らしい本質的な欲求だと思っています。
作家としての活動としては、徐々に制作ペースを上げたいです。制作や哲学をもっと掘り下げ、知識と経験を得ていきたいです。
そして出来ることなら、真摯に嘘のない制作を続けたい。正直に生きるのが難しい世の中、自分の制作くらいそうありたいと思うのです。
2021年5月東京
Joyera Natsumi Kaihara
Imágenes,texto,Redacción: Natsumi Kaihara(CJEX/ Coordinadora de RESOURCE)
Publicado abril 2021
ー ¿Qué te llevó al mundo de la joyería artística?
Desde la infancia me gusta dibujar y hacer manualidades; crear bolsos, accesorios, pequeños objetos a menudo. Desde entonces empecé a apreciar “mi propio mundo”.
Esta ansia, marcada de “Querer vivir con mi orden y con mi ritmo”, finalmente me llevó hasta aquí.
En el tercer año de la estancia en Barcelona siendo una estudiante de castellano, tuve idea de estudiar algo de otro campo.
Decidí matricularme en la Escola Massana por varias casualidades: Vivía muy cerca de ella y también había visitado el departamento de joyería artística unos años atrás. Las consideré como parte de mi destino.
Al principio no sabía nada de este campo de joyería.
El hecho de que la joyería contemporánea consista en la expresión y creación artística basada en filosofía de cada joyero me atrajo plenamente. Sobre todo gracias a la interacción con mis compañeros, estudiantes de otros años y profesores.
Me influyeron especialmente Ramon Puig Cuyàs, Marc Monzó y Carles Codina.
Estudiantes y profesores de los otros ciclos, galeristas, joyeros: Estas personas me hablaron y compartieron parte de sus filosofías de creación.
Todas esas preciosas experiencias me ayudan a seguir trabajando después de mi graduación.
ー Comparte detalles sobre tu creación, por favor.
“Sonido del silencio”
Trabajo para conseguir esta sensación surgida de la profunda búsqueda y concentración.
El principio del trabajo de estos últimos años, es el anhelo de “Encontrar un diálogo entre memoria remota y la sensación procedente del entorno personal actual, probando de acercarme a la esencia común de de los dos momentos tan distantes.”
Me atrae completamente este corto tiempo del anochecer, ese tiempo donde bullicios y diseños horteras y exagerados de la ciudad se funden en la oscuridad.
Este aire en que los trazos de los edificios se intensifican contrastando con el cielo, me hace sentir como si perfilaran sólo las esencias de las cosas.
Pienso que esta idea sigue reflejándose en la creación desde estudiante hasta ahora.
Siempre flotan trozos de pensamientos e innumerables restos materiales en el taller.
A veces estos elementos emanan al mundo exterior siendo piezas, o se quedan en el mismo lugar cambiando sus velocidades o sus ciclos.
Las piezas nacen pasando tiempo intenso conmigo; estas experiencias no aparecen físicamente en las piezas finales. Yo lo veo como un valor imprescindible como creadora.
Tengo el hábito de escribir para concretar pensamientos, colocar materiales y objetos que me llaman la atención en un papel blanco y reflexionar frente a ellos. Aún así, actualmente no puedo invertir tanto el tiempo ni toda mi energía en el proceso de creación. Es difícil quedarme pensando cuando quiero. Por eso, me he acostumbrado a apuntar entre horas lo que quiero probar, lo que pienso, lo que siento.
Los apuntes apresurados sirven como anclas para fijar los pensamientos fugaces, sentidos efímeros en la memoria. Y empiezo a buscar un proceso o forma en la que resuenan las sensaciones, una búsqueda que nadie sabe cuando termina.
En Barcelona tenía un pequeño taller en casa. Actualmente tengo un rincón en casa para trabajar mínimamente. Trabajo en el taller compartido “Atelier TOCOHA” usando maquinarias.
(Durante la exposición habrá taller abierto en TOCOHA y la convocatoria de nuevos miembros.)
ー Sobre cambios en el formato o estilo
En Barcelona creaba principalmente piezas escultóricas torneadas de acero y hierro. Manejar el torno requiere concentración continua y esta alta concentración me aportó el silencio. Las piezas de entonces eran duras y arquitectónicas con apariencias simples y tonos sobrios. Dijeron que ellas tienen estilo japonés. Tal vez inconscientemente se reflejaban en las piezas hábitos y cultura japonesa.
En aquella época pensaba en castellano, cosa que limitaba mucho mis interacciones y pensamientos. Por otro lado, esta limitación lingüística acabó sirviendo para afilar sensaciones y adelantar la introspección.
Desde mi regreso a Japón, con el tiempo, el lenguaje mental ha cambiado al japonés.
Innumerables carteles; edificios sin coherencia en sus apariencias; las conversaciones e informaciones que me entraron en tropel; presión social basada en el sexo y la edad... Vivir rodeada de la lengua materna ha sido un obstáculo para crear algo que no sé explicar en palabras. Es porque sabía suficientes sustantivos y expresiones lingüísticas que reflejan mis sentimientos.
Fue imprescindible recrear la creatividad de mi misma. Este proceso de dar un paso adelante hilando la actualidad y el pasado fue doloroso. De este proceso nació la serie Maternity; es una serie nacida del estado personal del cambio radical, embarazo - alumbramiento - crianza.
Pasar por Maternity fue un trabajo distinto al recorrido anterior y al trabajo actual. Me relevó de las falsas insistencias que mucho tiempo pensaba que eran elementos importantes. Hasta entonces me limitaba yo misma en mi trabajo; usar el torno, usar metales duros como si fueran características importantes de mi trabajo.
Ha cambiado el estilo de las piezas; antes solían ser duras, tridimensionales; ahora menos duras y más planas después del momento decisivo. Y he ido aceptando este cambio.
ー Sobre tus piezas actuales
Las cosas en las que tenía interés se reflejan en las piezas actuales, después de un periodo.
Los temas son de intereses inconscientes. Sin darme cuenta ellos se acumulan por etapas extremadamente abstractas, hasta que un día uno de ellos se produce un alud y ese tema mismo me hace trabajar sobre él.
Un caramelo “mentos” pisado, cortezas, superficie de musgo, vinilo gastado, plastilina arrancada…
Mientras trabajaba apareció una textura sin propósito que me hizo acordar estas texturas y me entraron ganas de saber porqué siempre las observaba. A partir de entonces trabajo enfocando en texturas.
Trabajo actualmente con “Reticulación”, que me muestra arrugas que no puedo controlar del todo. Tengo ilusión de desarrollar esta aleación de metal.
Pongo el soplete al metal mientras imagino su interior... Empieza a fundirse el cobre. Me cubre la sensación acogedora de la concentración silenciosa y al mismo tiempo siento la ilusión de saber qué me muestra el metal.
Sin duda cambió el aspecto de las piezas en comparación con hace años. Aun así, me sorprendo de que la base es la misma.
Me atrae este estado de cambio de material que ocurre delante de mis propios ojos y vuelvo a oír el sonido del silencio.
ー Cuáles son mensajes que quieres que reciban los espectadores a través de tu trabajo.
¿Has recogido alguna vez alguna nota en la calle?
Nota de la compra; dirección de algún lugar; número de teléfono de alguien; escritura apresurada que no se puede reconocer; signos desconocidos.
En estas notas alguien deja sus huellas, tiene sentido para el autor, es una parte de su vida. Pero para los demás es algo sin valor. Hay quien lo recoge e imagina con ella.
Considero que este encuentro extravagante contiene infinitas posibilidades.
Un objeto que no tiene sentido para alguien, puede llegar a tener un vínculo íntimo con otra persona. Considero que mis piezas son lo mismo.
Tengo mucho interés en el nuevo lado de la pieza que aparece cuando alguien la observa. La manera de captar las piezas es libre, por eso tampoco defino mi trabajo. Estaría encantada si una persona sugiriera algo mirando o llevando mi pieza y que tuviese un vínculo íntimo con ella. Sería un gran honor si tuviera la oportunidad de saber lo que surge entre esta persona y la pieza.
Pienso que sería permisible un lugar en el que cada uno sugiriera libremente, hablara y dara valor de su corazón. Desde pequeña, inconscientemente y desesperadamente quería este tipo de mundo, donde se nos permita vivir con valores de cada uno. Pienso que por fin estoy en este lugar.
ー Perspectiva de aquí en adelante
Seguiré poniendo énfasis en coordinar las exposiciones de joyería contemporánea.
Estoy retándome a mí misma, a organizar esta exposición “RESOURCES” personalmente. Pienso que difundir la joyería contemporánea junto con las filosofías de cada joyero, creará una base para sostener nuestro trabajo como joyeros y tendrá más oportunidad de exponer las piezas.
La idea nuclear del proyecto personal de exposiciones CJEX (contemporary jewelry exhibition) es el deseo de compartir este campo de joyería con más personas.
Es de un motivo muy simple y claro: “Ven, es muy especial e interesante.”
Es la sensación parecida a “Está muy rico, quiero compartirlo con aquella persona (p.ej.: tu querida persona) ”.
Considero que es un deseo fundamental de nuestra existencia social como humanos.
Hablando de trabajo personal, como joyera me gustaría subir gradualmente el ritmo de crear más piezas. Quiero tener más conocimientos, experiencias y profundizar más en la creación personal filosófica.
Sobre todo si fuera posible, quiero seguir creando con sinceridad. Es difícil vivir honradamente en este mundo. Al menos quiero intentar ser honesta en mi trabajo.
Tokio Mayo, 2021
Jeweler Natsumi Kaihara
Translated Spanish into English / Editor: Natsumi Kaihara(CJEX/ Planner of RESOURCES)
Published May 2021
ー What brought you to the world of artistic jewelry?
Since childhood, I enjoy drawing and making crafts; I made handbags, accessories; often little objects. From then onwards I started appreciating my “own world”.
This yearning, accentuated by my “wish to live within my order and my rhythm”, finally brought me here.
In my third year living in Barcelona as a Spanish language student, I decided to study a different field.
I enrolled in the Escola Massana due multiple cases of serendipity: I lived very close to the school and I had visited the artistic jewellery department in the past. I considered this as part of my calling.
In the beginning, I didn’t know anything regarding this jewellery discipline.
The fact that the expression and artistic creation in contemporary jewellery is based in each jeweller’s own philosophy, made it very enticing. Chiefly thanks to the interactions with my classmates, students from other years, and teachers.
I was influenced specially by Ramon Puig Cuyàs, Marc Monzó, and Carles Codina.
Students and teachers from other fields, gallerists, jewellers: They explained and shared part of their creation philosophies.
All these experiences help me keep working after my graduation.
ー Please share details about your creation.
"Sound of silence"
I work to obtain the sensation coming from profound search and concentration.
The work basis for the last years, is the yearning of "finding a dialog between remote memories and the sensation provided by the current personal environment, working to get closer to the common escence between those two detached moments."
I'm attracted completely to that brief time during dusk, when crowds and the tacky, exaggerated designs within the city melt in the dark.
Within this air where the lines of buildings are intensified, contrasting with the sky, make me feel as if they outlined only the essence of things.
Parts of thoughts and innumerable leftovers are always floating around the workshop.
Sometimes these elements emanate to the outside world as pieces, or they are left in place, shifting their speeds or their cycles.
The pieces are born while spending an intense time with me; these experiences don't appear physically in the final pieces. As a creator, I see this fact as an essential value.
I commonly write in order to flesh out thoughts, place materials and objects that call my attention in a white paper and introspect while facing them. Even then, currently I can't invest as much time or energy in the process of creation. It is challenging to spend time thinking as much as I would like. Consequently, I got used to writing down between hours what I want to test, what I think, what I feel.
My hurried notes serve as anchors to fix fleeting thoughts, ephemeral senses within my memory. Then, I start looking for a process or form where sensations resonate, a pursuit that no one knows when it ends.
I had a small workshop in my flat, in Barcelona. Presently I have a corner in my home to toil minimally. I use machinery in the shared workshop "Atelier TOCOHA".
(The workshop TOCOHA will have open-doors during the exposition and an invitation to join as members.)
ー About changes in the format of your pieces or style.
I used to create primarily sculptural pieces, lathing from steel and iron while I was in Barcelona.
Employing the lathe requires continuous concentration, and this deep concentration gave me silence. Those pieces were hard and architectonic with simple appearances and sober tones. Often those were described by others as having Japanese style. Perhaps, unconsciously the pieces reflected Japanese customs and culture.
I tended to think in Spanish at the time, a fact that strikingly limited my interactions and thoughts. At the same time, this linguistic limitation ended up allowing me to hone sensations, advancing my introspection.
After coming back to Japan, my mental language reversed gradually to Japanese.
Countless posters; buildings without aesthetic coherency; conversations and information invaded me profusely; social pressure based in gender and age… Living surrounded by my native language had been an obstacle to create something I couldn't explain in words. I had known enough words and linguistic expressions to reflect my feelings.
It was necessary to recreate creativity from within myself. This process, moving forward while threading the present and the past was painful. The Maternity series was born out of it; a series born from the personal condition made of radical change, pregnancy - birth - upbringing.
Working through Maternity was a distinct endeavor compared with the previous track and my current work. It took away previous impositions that for long I believed where necessary elements.
Until then, I limited myself in my work; using the lathe, using hard metals as if those were important characteristics in my work.
My pieces' style has changed; they used to be hard, tridimensional; now they are softer and more two-dimensional after this decisive moment.
ー Tell us about your current pieces.
The things I used to be interested in, after a period of time, are reflected in my current pieces.
The present themes are made of unconscious interests. Without noticing, those pile up by extremely abstract stages, until one day one of them causes an avalanche and that very subject makes me work on it.
A stepped-on mentos drop, tree bark, surfaces with moss, worn out vinyl, torn out clay...
While burning the midnight oil, a new texture appeared without purpose, that made me remember all these other textures, and made me wonder why I often observe them. Since then my craft focuses on textures.
I currently work with "Reticulation"; it shows me creases that I can't control completely. I'm looking forward to developing this metal alloy.
I apply the blowtorch to the metal while imagining its interior… The copper starts to melt. The welcoming sensation of silent concentration fills me and at the same time I feel the thrill of knowing what the metal is showing me.
Without doubt the current pieces' appearance has changed compared with previous years. Even then I am surprised to realize the base is the same.
This change of material state that occurs in front of my own eyes attracts me and I hear again the sound of silence.
ー What are the messages you want viewers/user to receive through your work?
Have you picked up a lost note on the street?
Grocery list; somewhere's address; someone's phone number; rushed writings that I can't decipher; unknown symbols.
Someone has left their mark on these notes, they make sense for the author, it is part of their lives.
For some, it is something worthless. Then there is someone who will pick one and imagine with it.
I consider that this extravagant encounter contains infinite possibilities.
An object that has no sense for someone, could develop an intimate link with another person. I consider my pieces in the same regard.
I'm very much interested in a piece's new side, appearing when someone observes it.
We are free to use any method to understand pieces, therefore I don't define my work.
I would feel fulfilled if a person suggested an idea while looking or wearing my piece, and forged an intimate link with it. It would be truly an honor if I had the opportunity to discover what this link entails.
I'm positive it would be agreeable that everyone had a place where to suggest and talk freely, giving value from their heart. Since childhood, unconsciously and desperately I wanted this type of world, where we were allowed to live with our own values. I believe I finally have found this place.
ー From now onwards.
I will keep putting emphasis on coordinating contemporary jewellery exhibitions.
I'm challenging myself, personally organizing this exhibition "RESOURCES".
My hope is that spreading contemporary jewellery content, combined with each jeweller's philosophies, will create a base to uphold our work as jewellers and will provide more piece exhibition opportunities.
The nuclear idea behind the personal project of exhibitions CJEX (Contemporary Jewellery Exhibition) is the wish to share this jewellery specialty with more people.
It is a simple and clear motivation: " Come, it is truly special and interesting."
This sensation is similar to eating something tasty and willing to share it with someone else (someone close)."
Regarding personal work, as a jeweller I would like to gradually increase the piece creation rhythm. I want to expand my knowledge, experiences and delve into my personal creation philosophy.
Above all, if possible, I would like to keep creating with sincerity. It is complex to live in this world in an honest manner. At least I wish to try being honest in my work.
Tokyo May, 2021